子供の頭の痒み・・・虫かも

お子さんがいる方は、一度は経験したことがあるかもしれないですね。我が家は2度ほど・・・大変でした笑

頭に寄生すると頭が痒くなります。羽がないので飛ぶことはできません。歩いて移動します。このため、頭同士の接触や、ブラシやタオル、帽子、寝具の共有でうつります。季節性はなく、小学生以下のお子さんが罹りやすいです。

成虫は動きが素早くなかなか見つかりませんが、卵は見つけやすいです。

卵は、耳の後ろ、えりあしが見つかりやすく、一見フケのようなものが根元の方にあります。フケとの違いは、しごいてみて取れるかどうか。フケはすっととれますが、シラミの卵は簡単にはとれません。

寿命は1ヶ月ほど。血が吸えない環境だと2日ほどで死にます。

治療ですが、

  • まずは毎日洗髪。
    お子さんだと洗いが不十分な可能性があるため、大人が洗ってあげた方がいいでしょう。卵は毛の根元の方にあるので、髪を切っても、あまり意味はないと思います。ただ、髪が長いと洗いにくいので、洗いやすくするために切るのは意味があると思います。
  • 目の細かいすき櫛ですく。
    これはいい方法なのですが、相当細かい櫛ですくことになります。通販で売っています。丁寧にすくには美容室みたいに細かくパーツごとに分けて。乾いた髪だと引っかかって痛くなるので濡れた髪がやりやすいです。しばらく毎日やってあげると有効ですが、毎日となると手間はかかります。
  • スミスリンシャンプー。
    ピレスロイドという人体へ安全性の高い殺虫成分です。
    成虫、幼虫に効きます。でも卵には効かないので、孵化するタイミングでシャンプーを繰り返します。使い方は頭に泡立てて馴染ませてからしばらく放置。目に入るとしみます。そして、沖縄ではこのシャンプーに抵抗性のアタマジラミが多くなっていて、日本全体ではまだ数%ではありますが、ピレスロイド抵抗性のアタマジラミがいます。
  • シラミとりローション。
    これは高濃度のジメチコンが主成分です。ジメチコンは、シリコンの一種で、化粧品やシャンプーなどに広く使われています。このジメチコンが虫だけでなく卵まで包み込みます。虫は動けなくなり、虫の水分が排出できず死んでしまいます。つまり殺虫とは違うので、ピレスロイドに抵抗性があるシラミにも有効です。
    乾いた髪のままローションを塗ってしばらく置いてからシャンプーで洗い流します。卵にも有効とは言え、生き残るものもあるためやはり日にちを開けながら数回繰り返し た方がいいでしょう。
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